卵巣嚢腫術後、当時派遣社員だった私が受けた傷病手当金について
前回のブログの続きです。
卵巣嚢腫を腹腔鏡手術にて摘出した当時、
私は派遣社員として某企業に勤務していました。
契約期間中に突如卵巣嚢腫が発覚し申し訳なかったのですが、
【入院・手術・療養】のため、約3週間仕事をお休みさせてもらいました。
週5日フルタイム勤務
有給ゼロ
社会保険加入済み
派遣元・派遣先ともに理解のある方々ばかりで、とても恵まれていました
仕事を休むと、当然その分給与が発生しません。
そこで登場するのが「傷病手当金」です。
社会人になる前に知っておきたい「傷病手当金」 – 健康保険の給付制度 –
「傷病手当金」の詳細はネットにごろごろ情報が転がってるので、そちらをご覧ください。
簡単にまとめると↓
①業務外の私傷病によって
②医師の指示で仕事を休み
③給与が支払われなかった場合
に受け取れなかった給与の補填をしてくれる健康保険の給付制度
・標準報酬月額を基に日額が算出され
・およそ2/3
が支払われます
・組合の審査により労務不能と認定された期間の第4日目以降
になります。
専業主婦や自営業者の場合は対象外。
ちなみに「組合」というのは、私の例でいうと「人材派遣健康保険組合(※)」にあたります。
(※)人材派遣健康保険組合は2019年3月31日をもって解散したそうです。
私が傷病手当を受けたのは解散以前のお話です。
傷病手当金支給の流れ
初めての傷病手当金申請は、派遣会社や組合が滞りなく対応してくださり、無事に審査通過→給付となりました。
あくまで一例ですが、
解散前の人材派遣健康保険組合を通じて「傷病手当金支給決定」を受けた私の申請手順をご紹介します。
- STEP1申請書請求派遣会社の担当部署に傷病手当金の申請を希望する旨を伝え、「申請書」を発送してもらう。
- STEP2申請書記入・返送本人欄に記入の上、申請したい期間が経過した後に受診の病院にて医師の証明・捺印をいただく→派遣会社へ返送
- STEP3派遣会社より組合へ申請(10営業日程度)派遣会社にて事業主証明欄を記入し、組合に提出
(申請期間の属する月の翌月10日前後に給与が確定し、それから10営業日程度で組合へ提出)
- STEP4組合審査(2〜3週間)組合にて書類審査実施
- STEP5審査終了後《支給決定の場合》組合より直接本人宛に「支給決定通知書」が郵送される
《不支給の場合》派遣会社を通じて申請書類一式が本人へ返却される
申請書は記入漏れがあると組合審査の際に差し戻されてしまうので注意。
その分給付決定時期が伸びてしまいます。
療養期間終了後でないと病院に書類を書いてもらえないので、入院中に何か焦って対応する必要はありません。
卵巣嚢腫摘出のため〈約3週間〉療養していた派遣社員の給付金額は?
前回のブログで、卵巣嚢腫発覚後〜術後3ヶ月検診までにかかった費用トータルが136,850円だったと書きました。
約3週間仕事をお休みした分の傷病手当金は、私の場合
136,850円を全額カバーできる金額で給付されました。
傷病手当金を申請するにあたり少しだけ面倒な点は
くらいです。
書類に不備がなく、組合の審査が通れば給付を受けることができます。
今回の卵巣嚢腫摘出を通じて健康保険のありがたみを感じました。
過去、大きな病気・怪我なく過ごしてきた私は健康保険に対して
段々保険料高くなってるな〜…
くらいの感想しかありませんでしたが、ここぞという時にはとても役立つ制度だと実感しました。
ただ、傷病手当金は順調に進んだとしても組合へ申請書到着後〈約1ヶ月〜1ヶ月半〉で給付となります(私の申請先に関していうと)。
退院後は日々の生活や毎月の支払いもありますので、備えておくは大事だなと思います。
貯蓄や医療保険などで突発的な出費に対応できる状態にしておくとより安心です。
次回は、医療保険について↓
前回のブログ↓
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