前回の続きです。
これまでのおさらい…
✔︎ 脱水症状・血圧低下など症状が厳しいため医師からのススメで入院することに
タイ・バンコクでの入院体験談【退院編】
ここでは退院した日のことを書きます。
入院体験談はこの記事で完結します。
【翌朝、体調回復】退院時間の希望を伝えた
医師の言う通り入院し、病院で一泊。
すると翌朝には体調が回復。身体を起こすのも苦ではない。適切な処置(点滴・投薬・食事)を受けたからだろうと思い、入院して良かったなとしみじみ。
この日は別のホテルに宿泊予約しており、チェックイン時間は15:00。
14:00までに病院を出れたらいいなと思い、朝きた看護師さんにその旨伝えました。
その後、午前中のうちに医師が診察にやってきて

もう少しいた方がいいかも
的なことを言われましたが、「14:00までに退院させて欲しい」と改めて伝えました。ホテルから荷物を持って病室にやってきた夫からも念押し。

とりあえず様子をみて、お昼過ぎ頃に判断しましょう
ということで、午前中はおとなしく病室で安静にしていました。
朝ごはん、お昼ご飯が提供されたあと、再び医師と看護師さんが診察にきて、無事14:00退院の許可をもらうことができました。
何も希望を伝えなかったらもう少し遅くなっていたと思います。
処方された薬の説明と、今後の生活で気をつけること
退院にあたり、3種類の薬が処方されました。
病室内で手渡しされ、通訳の方を介して飲むタイミング・回数の説明をうけます。
ひとつめは、BIOFLORという整腸作用のあるお薬。
ふたつめは、CEFSPAN。抗生物質です。
3つめは写真忘れましたが、OREDA R.O.という経口補水液。水に溶かして飲みました。
TRIPULLというサイトにタイ人薬剤師に訊きました タイ旅行中の体調不良に合わせた処方薬30選が掲載されているのでみてみると、薬局で入手可の薬も含まれているようです。
私は日本帰国後も服用し、いただいたものは全て飲み切りました。
その他、

滞在中は屋台食や加熱されていないものを食べないようにね
と注意喚起がありました。加熱されていても「屋台の焼き鳥(ガイヤーン)」等はNGです。
全て医師の指示に従いました。
【バンコク1泊2日の入院(キャッシュレス診療)】請求額は10万超え
帰り際は複数の書類にサインを求められ、最後に「請求書」が渡されました。
36,867.00バーツ。日本円で約13万円です。
「キャッシュレス診療」でしたので、一円も払うことなく無事病院を後にすることができました。
自費で立て替えられないレベルではないものの、10万超ともなるとキャッシュレス診療のありがたみをより感じます。

ありがとう楽天プレミアムカード、ありがとう現地の三井住友海上さん!
【振り返り】やっておいて良かったことと、反省点
初・海外での入院体験。
元気になった今、当時を振り返って「これはやっておいて良かった・これはやるべきだった」と感じたことを改めてまとめます。
やっておいて良かったこと
パスポートへの出国印スタンプ押印
自動ゲート化が進んだ近年ではパスポートへの「入出国スタンプ」を省略できるようになりました。
しかし、過去記事でも触れましたが、海外旅行保険のキャッシュレス診療を利用するにあたりパスポート上の出国日の確認が入るので、出国印は基本的に必要です。
私はスタンプを押してもらっていたので、問題なくキャッシュレス 診療を受けることができました。
【参考サイト:自動ゲート利用時でも出入国スタンプを押した方がいい3つの理由【後々やっかいなことに】】
現地でプリペイドSIMカード購入
バンコク到着日に空港で購入したSIMカード。保険会社からの折り返し電話に対応するため、現地で繋がる電話番号を持っておいて良かったです。
病院へ行くという決断を早い時間にした
私の場合はお昼過ぎの時点で病院へ行くと決断しました。14時、15時の判断ではちょっと遅かったかな?と思えてきます。
以下の点を考慮すると、早い時間に判断した方が後々スムーズに事が動く気がします。
✔︎ 保険会社に病院を探してもらう間、待機時間が発生する
✔︎ 病院の日本語通訳担当の予定を確認し、自分の到着時間に合わせてもらう必要がある
✔︎ 病院受診後、不明点を保険会社にするまで入院の判断ができなかった→困りごとが発生した際、なるべく保険会社の営業時間内に解決できた方が良いと思った(保険会社からのメールに営業時間の記載があったので、時間外に対応させるのは申し訳ない・なるべく避けたい)
スマホにGoogle翻訳アプリをダウンロードしていた
病院内は全員英語が通じるわけではありません。
スムーズに意思疎通するため、通訳担当不在時に病院の方へ何か伝える場合は「Google翻訳」アプリに内容を入力しタイ語の画面を見せていました。
そうすると「Oh!OK(^^)」とすぐ理解してくれます。
最近はGoogle翻訳アプリ内の「カメラ入力」も進化してきました。
例えば処方された薬の説明文が英語で書かれていたので、テキストにカメラ位置を合わせると自動でテキストを読み取り、瞬時に日本語に変換してくれたります。
余裕があればやっておくべきだったこと
発症前の行動・食事内容・症状(時間 / 回数)のメモをとっておく
病院で症状を尋ねられる際は、「何時ごろ?」「何回?」など詳しく聞かれます。
また、発症前は「何を飲み食いしたか」も回答する必要があります。
いざ聞かれると記憶が曖昧な部分があったので、簡単に行動内容や症状を記録しておくと良いなと思いました。

私はもともと記憶力が著しく悪いので、手が動くならやっておけばよかった
万が一の入院に備え、充電器や下着の替えを持っていく
病院受診時は診察&薬を処方してもらう程度かと思っていたら、実際には脱水症状&血圧低下があり入院することに。
このとき、貴重品や携帯電話など最低限しか持ってこなかったので、後々夫に携帯の充電器など持ってきてもらうことになりました。(ホテルから病院は車で10〜15分、Grab利用で数百円程度の距離)
荷物を持つ余裕があれば、下着の替えや目薬など、細々したものも準備しておいた方が安心です。
「コレクトコールのかけ方」「海外旅行保険の適用条件」は渡航前に確認すべき
過去の海外旅行ではたまたま大きなトラブルがなく油断しまくっていましたが、万が一に備え「滞在国での無料通話方法」は事前に把握しておいた方が良かったし、「海外旅行保険の適用条件」は公式サイトでおさらいしておくべきでした。
正直、前述した「出国印」の必要性は今回保険を利用して初めて知りました。お恥ずかしい限りです。
海の向こうで「知らなかった…」は実際起きると本当に怖い。
【旅行者下痢症?】結局、下痢&高熱の原因はなんだったのか
激しく繰り返す下痢や高熱の原因はなんだったのか。
ホテルで苦しんでいる間、ネットで色々調べていたら「旅行者下痢症」というものっすごいダイレクトな名称を発見。

まさにコレなのでは…
症状発症前、夫と一緒に行動し基本同じものを飲み食いしていた中で「これをメインで食べたのは自分だ」というものがひとつだけありました。
それは、市場で購入したデザート。
(医師にも、「これかも」と伝えました)
過去、ベトナム・タイの市場や屋台で普通に飲み食いしてなんともなかったのは、たまたま運が良かっただけかも。というか、そうだろうと言わざるを得ません。
もう若くもないし、気軽に屋台・市場で飲み食いするのはよそうと決めました。今回の私の様子を一部始終みていた屋台大好き人間の夫もそうするようです。
余談ですが、一時期フィリピンで暮らしていた夫は現地でフルーツを食べまくり全身が腫れ上がった経験があります。

恐ろしや〜(´;ω;`)
旅行は健康な身体があるから楽しめるもの。
皆様も体調にはくれぐれも留意して、海外を満喫してください。過信は禁物です。
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